第九十三話　ゴミ屋敷が近所にある場合の対処法とは

ありがとうございましたー
いらっしゃいま…あっ
これを貰おうか
落合さん！お疲れ様
ああ・・・君もな
ちょうど仕事が終わったところでな
それで そのまあ・・・君もシフトが終わるころかなと思って
あら覚えていてくれたのね
ええ　もう終わりよ 一緒に帰る？
あ　ああ・・・！
ハハッいや～偶然だった 偶然君と同じ時間に仕事が終わるとはあ！
(待っててくれたのかしら)

少し寄り道でもしていかないか
いいわよ
この路地を抜けた先に綺麗な夜景が見える場所があってな・・・
落合さんがそんなスポット知ってるの意外だわ
まあ私も東京国出身ということだ
でもちょっとにおうわねこの路地・・・
そうか・・・？ってギャッ
THEゴミ屋敷
下見したときは無かったぞ・・・!?
においの正体はこれね・・・

こんなところにもあるのねゴミ屋敷
まったくだ・・・ムードをぶち壊す不届きものなゴミめ・・・
ゴミ屋敷ってずっと問題になってるけど何とかならないのかしらねえ
取り締まる法律がないからな
本人が必要なものだと言えばゴミではなくなるわけで取り扱いが難しいのだ
ただ自治体によって条例がある場合もあるぞ
条例がなくてもまずは役所に相談だ
段階に沿って対処してもらえるはずだ
指導や勧告→名前の公表→改善命令→ゴミの強制撤去
という順でな
案外道のり長いのね

明らかな被害があれば裁判を起こすこともできるぞ
被害者側に大きな手間がかかるのはおかしいわよねえ
その通りだ!そしてもう一つ手がある
私に見つかればそのゴミ屋敷の明日はない
人に迷惑をかける輩を絶対に見過ごさない それが私の正義だ
いつも通りかっこいいわね落合さん
さあ 出てこいゴミ屋敷の主よ！！出なければ貴様ごと燃やすぞ！！
ひええええやめてええ
！！！
高田殿・・・!?
おお。。。よくうちに遊びに来てた嬢ちゃん
し知り合い・・・!?
誤解されるような言い方をするな　道場やぶりだ
マコちゃんだっけ?久しぶりー元気？
名前を呼ぶな!!
私用があったんだったお邪魔みたいだし　またね
せっかくだし上がってく?
ギャアアアアアアアアアアアアアア
第九十三話完