第百三十七話　入居審査落ちの連絡が早いほど危険な理由とは

さて今日もちよちゃんちにのりこむわ～
キャアアアア
ちよちゃんの悲鳴！！
ちよちゃん!!!!
ちよちゃん！大丈夫！
お姉ちゃんがいますからね
ぎゅーっ ぎゅーっ

大変!!ちよちゃんが窒息してしまったわ
一体だれがこんな目に!?
・・・・・・・・・・
何があったの!?
お姉ちゃんに話してみて!!
・・・・・・・・・・・
賃貸審査に・・・落ちた・・・
！あら～・・・・
馬太郎君を追っての引っ越し・・・高望みしすぎたのね・・・
いやそうじゃなく・・・
仕方ないわ～　馬太郎君お金持ちだもの
いや・・・アイツは今関係なく・・・

今慄いているのは落ちたことでもなく落ちるまでの時間っ
時間?
普通審査は3～7日かかるんだけど1時間で連絡がきた
1日でもやばいのに
早ければ早いほどそれは確実になる・・・
ブラックリストに載ってしまっているということがっ!!!
ええ～～～～～～
何故!?
家賃やクレカ滞納を起こさない限りそんなものに載るはずがないのに!!

たしかに最近ローンでバッグを買った記憶はある・・・
でもカードにお金は入っていたはず・・・
消費者金融を使った記憶もない・・・
連絡の時間でそんなことがわかるのね～
ちなみに連帯保証人がブラックリストでもすぐ落ちるんだけど・・・
ええ～っ！私は借金したことないわ～
ん?
んええっ!?さっきのは違う人の間違い!?
私は落ちてないのね！？
わ～い わ～い 良かった ミス野郎のアホ～
きゃっちよちゃんからの初めてのハグ！！審査落ち掛け記念日ね！！毎年お祝いしましょう
ハグ記念日って言え
第百三十六話完