第百五十一話　ペット可の賃貸物件の規約とは

散歩道
常に主人の一歩後ろを歩く・・・
権三郎 お前はいつも従者として相応しいな
しかしこの令和の世・・・縄で縛り着けるなど非道であるようにも見える
チラ
別に脱走したことないしちょっとリード外してみようかな・・・
外したとてお前は主人の一歩後ろを・・・権三郎ーーー!!

コラァーーーー！！そっちは散歩コースではなーーーい！とまれーーー！
あのジジイの影響か!?帰ったらジジイもろともシバーーーーく!!
ご・・・権・・・・ハア ハア
ワフッ
あら!?ゴンちゃん!!
どうしたのそんな走って・・・
落合さんも！こんにちは
あっえ？こ・・・こんにちは・・・ハア ハア
ご・・・権三郎・・・
お前ほどの忠犬はいなーい!!! ジジイのみシバーく
何?何?

権三郎の散歩をしていたのだ・・・どうか君も・・・少し一緒に・・・
リードはつけなきゃゴンちゃんが危ないわよ
そうだな・・・すまん・・・
え?抱っこ?しょうがなわね
なんと羨ましいやつめ・・・
もふもふ あったか気持ちいい～
ゴンちゃんみてるとなんだか私もペット飼いたくなるわあ
むっそれはいいな 権三郎の友だちもできるし
でもうちのアパートペット禁止だった気が・・・
だがここ最近でペットを飼う者が増えてきている ペット不可だった物件が可に切り替わっている可能性もあるぞ
そうなの!? 確認してみるわ
ただ規約はいまだ多い ルールに縛られた世界
そこの確認もした方がいいだろうな

物件ごとに”ペット飼育細則”というものがある
内容は例えば共有部では抱っこしなければいけない バルコニーにだしてはいけない
窮屈そうねその規約
サイズや種類の制限もある 体調50㎝以内 体重7㎏以内 これがほとんどだ
※全長はかり方 首の付け根~しっぽの付け根
中型犬 大型犬 猫もＮＧという物件が意外と多いぞ
多頭飼いも基本受け入れられない この規約をクリアするにはどうしても高額物件になってきてしまうのだ
高額物件には住ませてあげられないけどのびのび暮らしてほしいわね
ゴンちゃんみたいに！
なっなら私の貸し家に住むか・・・!?
いや・・・まだ早いかっ・・・しかしでもっ・・・・
遠慮しとく
第百五十一話完